参考書の問題はどれくらい入試に出るの?青チャートの重要例題を調べてみた!! Vol.3

入試数学

参考書や問題集を使って勉強しいるときに一度は「この問題、ホントに入試に出るの?」って思ったことがないでしょうか?そこで高校数学の参考書の中で最もメジャーとされる「青チャート」の重要例題がどれくらい入試に出るのか過去10年分調べてみました。

第3回目はコレを調査!

放物線と円の共有点を求めるタイプ

この問題やってみると意外と難しい・・・。類題の経験がないと手こずる問題でもあります。青チャートで「重要例題」の位置づけになっているので、一生懸命学習している高校生も多いはず・・・。

そもそも青チャートとは?

画質が荒くてスミマセン・・・しかし、まさにコレのこと。多くの学校で指定参考書になっている定番の参考書です。(ちなみにこちらの画像のものは2019年2月10日発行の改訂版です)

何を使って調べたの?

今回の調査で使用したものはこちら!

旺文社から発行されている「全国大学入試問題正解 数学」の「国公立大 編、私立大 編、追加掲載 編」(2011年と2012年は国公立大 編、私立大 編 のみ)を使用しました。また、月刊「大学への数学」(2010~2019年の各7月号)も参照して調べております。

過去10年間(2010年~2019年)での出題大学

2019年

東京海洋大、明治大、龍谷大

2018年

三重大、九州工業大、東邦大

2017年

広島大、早稲田大、近畿大

2016年

岩手大、山口大

2015年

大阪市立大

2014年

岡山大、北海道薬科大、同志社大、早稲田大

2013年

佐賀大、津田塾大

2012年

名古屋市立大、東京電機大、一橋大

2011年

帯広畜産大、南山大

2010年

大阪大、名古屋市立大、駒澤大、東京理科大

調べてみての感想

調べる前に予想していたのは毎年1校ぐらいかなと思っていましたが、思っていたよりも多かったですね。青チャートの指針では「共有点⇔実数解」「接点⇔重解」となっていますが、そんなに単純な問題ではなく、いわゆる「解の配置」の問題のように実数解の範囲を考慮しなければいけません。そこが難しいところの一つでしょうか。

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