今回は河合出版の『良問の風 理系数学①』(朝田康文 著)の紹介です。数学IA・IIB(数列)の範囲において、難関大学で合否を分ける難易度の問題を解く実力をつけたいという人には良い参考書だと思いますので、これについて話をします。
この本の対象となる人
- 受験科目が数学IA・IIB(数列)が必要な人
- 難関大学で合否を分ける難易度の問題を解く実力をつけたい人
となります。この本に関しては数学IA・IIB(数列)における公式や定理を一通り使えて教科書の例題などの典型的な問題がある程度解ける状態が好ましいです。大学入試における基礎・基本問題の学習が必要な人は参考書などで学習をしたうえで、取り組むとよいでしょう。学力層としては河合塾の偏差値(数学)で57~と言った感じでしょうか。もちろん、意欲的な受験生についてはこの偏差値に到達していなくても解説がかなり丁寧なので、それほど心配しなくても大丈夫です。
どんな本なの?
難関大学で合否を分ける難易度の問題を厳選して解説している
本の構成としては、数学IA・IIB(数列)の範囲における難関大学で合否を分ける難易度の問題を一つ一つ丁寧に解説しております。単に解法を説明しているだけでなく、「問題文からどこに着目するか、どんな道具(分野)が合理的なのか、どんな予備知識が必要なのか」など、問題を解く方針や糸口の見つけ方が丁寧に書かれているのが特徴です。
問題のレベルは入試の標準~やや難レベル
本書で扱われている問題はどれも入試の標準~やや難レベルの問題です。合否を分ける難易度の問題を中心に配置されているので、入試において差がつく問題を知ることができます。
「難関大学に合格するのにどの問題ができるようになれば良いのかわからない」や「何から手をつければ良いのかわからない」という悩みを持つ受験生も多いと思います。その人たちにとって、手にとるべき問題集の一つが本書と言えます。
アウトプットの中心の問題集
本書はアウトプットの中心の問題集です。各問題を一度自分で解いた後で、「解答」および「解説」をしっかりと読むようにしましょう。問題を解いて答えの数値だけ確認して終わりとせず、仮に答えの数値が合っていたとしても著者の考えを知ることで、対応できる問題の数が増えてきます。
個人的におススメな使い方
苦手な単元(分野)から取り組んでみる
本書は次のように問題(計121問)が配置されています。
- 数学のベースになる内容1(恒等式、整式、対称式中心)・・・・・・・・14問
- 数学のベースになる内容2(方程式、不等式中心)・・・・・・・・・・・21問
- 数学のベースになる内容3(等式、不等式の証明中心)・・・・・・・・・12問
- 指数・対数関数、三角関数中心 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26問
- 数列中心 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22問
- 整数中心 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9問
- 順列・組合せ・確率中心 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17問
ですので、苦手な単元から問題解いて「考え方」をしっかりと読むようにするとよいでしょう。そのうえで「解答」および「解説」を確認するようにしてください。問題を解くことができなかった場合は、「考え方」の部分だけを読んで再度問題にチャレンジするのも良いと思います。
以上のことを踏まえてこの本の興味を持たれた方はぜひ一度本書を手に取ってみてください。
今回紹介した本は良問の風 理系数学① (河合塾シリーズ)


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