GMARCHの理系数学でこれからやっておくべきこと

学習法

入試直前期になると1日1日が特に大切ということはよく聞く話ですが、具体的に何をして入試本番を迎えればいいのかよくわからないという人も多いと思います。ここではGMARCHの理系数学について、当日までに何をやれば良いのかお話しします。

数学IIIの極限・微積分の計算練習をする

共通テスト後は数IIIの感覚が鈍っている

例年の傾向ではありますが、共通テスト(昨年まではセンター試験)後は数IIIの計算力が一時的に落ちています。勘を取り戻してから入試に向かわなければ悲惨なことになるのは必至ですので、計算問題を中心に取り組んでほしいと思います。

極限・微積の計算の出来が合否に大きく影響する

数IIIの問題の中でも、極限・微積の計算問題を優先的にやりましょう。GMARCHの理系数学では試験問題の4~5割程度は数IIIの範囲ですので、合否に影響してきます。出来るだけ計算ミスでの取りこぼしを無くしたいものです。

特に2次導関数の計算練習をしっかりやる

GMARCHの理系数学では変曲点グラフの凹凸を求めさせる問題が良く出されます。これらを求めるのに、通常は2次導関数を求めます。導関数を求めることは日ごろから良く練習していても、2次導関数となると導関数が複雑になるものも多いので、正答率が落ちます。周りの受験生に差をつけられないためにも、しっかり準備していきましょう。

手を付けていない年度の過去問を2年分程度

受験スケジュールを考えると多くの時間は取れない

共通テストまでに、受験校の過去問(現行過程の2015年以降)をすでに2,3年分解いているという人も多いと思います。受験までにあとどのくらい過去問に取り組めば良いかということですが、併願校の受験もありますので、あと2年程度が現実的な年数かと思います。立教大学の理学部のように受験日の試験科目が2科目だけであれば、あと3,4年解いても良いかと思いますが、なるべく現行過程の過去問を解くようにしましょう。旧課程であっても、現行過程の問題だけ解くのであれば問題ないです。

過去問にまったく手を付けていない人は3年分は解いておく

一方、この時期までにまったく過去問に手を付けていない人は、かなり危険です。出題形式や解答方式に慣れていない状態で受験に行くのは心配かと思いますので、優先的に直近3年分は解いておくようにしましょう。

併願校を受験したあとは解き直しをする

似たような問題がのちの他校の試験で出る可能性がある

併願校の受験が終わった後は、試験問題の解き直しを出来るだけしましょう。特に問題傾向が似ている大学を併願している人は、のちの試験に似た問題が出てくる場合もあります。ですので、受験後に問題を解きなおしをして次の試験に備えましょう。

自分で答えが分からない場合は学校・塾・予備校の先生を頼る

解き直しをするにしても自分では合っているのか間違っているのか、判断が難しい受験生がほとんどだと思います。そういった場合はネットの解答速報や、学校・塾・予備校の先生に質問をしに行きましょう。これは全くの個人的な印象ですが、受験後に解き直しをキチンとしている生徒は、受験がすべて終わったあと納得できる結果が得られています。

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